トピックス
- 昨シーズンのリーズはチャンピオンシップだったため対戦なし。現在18位で降格圏に位置しています。
- リーズには日本代表の田中碧が所属しています。1部に来てからは怪我や新戦力の台頭もあり、スタメンからは離れたり前節で途中出場で交代といった屈辱を味わっていましたが、この試合ではスタメンです。
- ミッドウィークのチャンピオンズリーグでレバークーゼン0-2で敗北。ニューカッスル戦からスタメンを10人変えての敗北で、ペップが変えすぎたと反省していました。
- カルヴィン・フィリップスは冬の移籍市場で移籍するものかと思っていましたが、現在怪我をしているようで、暗雲。フィリップスとしてもついていないです。
- リーズ側スタメンのルーカス・ヌメチャは元シティユースでシティに2021年まで在籍していました。その後ヴォルフスブルクで活躍して今季からリーズに移籍したようです。
イングランドのアンダー21まではイングランド代表でしたがヴォルフスブルクの移籍と共にドイツ代表に変更したようです。ドイツのA代表にも選ばれているようなので早い段階で他所にいった選手としてはブラヒムディアスやパーマーに並ぶシティユース成功例の一人ですね。 - 怪我人:コバチッチ(かかと手術/3月くらいに戻ってくるはず)、ロドリ(少し離脱するとのこと)
スタメン
CF:ハーランド
OMF:ラインデルス
OMF:ベルナルド
LMF:ドク
RMF:フォーデン
DMF:ゴンザレス
RB:ヌネス
CB:ディアス
CB:グヴァルディオル
LB:オライリー
GK:ドンナルンマ
前半
59秒、ハーフウェイの左側からグヴァルディオルが右サイドに大きく展開。ヌネスが高い位置でトラップをして少し運びベルナルドにバックパスして裏に抜ける。ベルナルドは裏に抜けたヌネスにスルーパス。ヌネスは右ペナルティエリア内でボールを受け、そのまゴールライン近くまで運び中へクロス。中に走りこんでいたフォーデンが左足ダイレクトで左ゴールに流し込む。
59秒でのゴールは今季のプレミアリーグで最速のゴールとなったようです。
フォーデンは初期の配置は右でしたが、10分頃から中央になっており、ドクが右に行ったりヌネス&オライリーが高い位置にとったりと結構自由に動いています。攻撃時にベルナルドとラインデルスとゴンザレスが並ぶようなシーンあったり、ベルナルドが右に張っていたりと臨機応変です。
25分、左のコーナーキックからラインデルスが蹴ったボールがゴールエリアに付近にとんできてオライリーが競り勝ち、ヘディングを落としたところにいたグヴァルディオルが流し込む。
ベルナルドがコーナーキックがゴールエリアに飛ぶぎりぎりまでキーパーの邪魔をしていたことでVARの対象になっていましたが、オライリーが触ったときベルナルドは関係ない場所にいたので対象になりませんでした。
ニューカッスル戦でコーナーキック時にキーパーの邪魔をする行為と同じようなことをペップがすると発言していましたが、有言実行でのゴールとなりました。
個人的にプレミアリーグ全体のこのコーナーキック時の過度な妨害はあまり好きではないです。ただルール的にファールが厳しくなることは無いのかなと思っています。
43分ベルナルド、ゴンザレス、ラインデルスがゴールのチャンス。しかし、すべて相手にあたり弾かれる。
前半終了。シティは押し込んではいますが、決定的なチャンスは多くは無いです。ただ、リーズも守備の時間が長く、フォーメーションも6-4と前に出れていませんでした。
決定機のわりにゴール数が少ないのは気になりますが、後半も同じメンバーで問題ないと思います。
後半
交代なしで開始。
前半はハーランドのタッチ数が8回とほとんど触れていませんでした。リーズの重心が低く中に人が集まっていたこともあってハーランドにボールが入る機会は少なかったです。
49分ディフェンシブサードでヌネスのパスがずれたところからショートカウンターをくらい、ボールがペナルティエリア前にいたカルバート=ルーウィンに通る。カルバート=ルーウィンはお洒落トラップをしてボールをヒールで流したことで、少しコントロールがずれたのですが、サポートに戻ったヌネスが前に入りそのボールをキープしようとしたところ、そのボールがカルバート=ルーウィンの足元に入りダイレクトシュートを受け失点する。
ゴール前のルーズなボールだったのでクリアするのが無難でしたが、ヌネスの良くない軽いプレーが出てしまいました。
52分時点でリーズのポゼッションが60%になっており、シティは少し嫌な時間。リーズは前半とは違い守備時に全員戻らないようになりました。陣形も2トップに変更して2トップが積極的に裏抜けをするようになりましたが、これが功を成しています。
58分ドンナルンマが怪我をしたようで治療の間にペップのもとに選手が集まって作戦会議。リーズの戦術変更が上手くいっているのでそれに対する指示を出したようです。
恐らくドンナルンマの怪我はベンチからの指示で時間稼ぎだったのではないかと思います。これは試合追及されそうです。
66分キーパーのフィードから左ディフェンシブサードでボーグルがダイレクトでペナルティエリア内にヘディング。走りこんだカルバート=ルーウィンにグヴァルディオルがスライディングをするが、体にいってしまいPKの判定。
PKのときに田中がグヴァルディオルに話しかけに行っていましたが何を話していたんでしょう。気になります。
PKはドンナルンマが左に飛んではじくが、ボールはPKキッカーのヌメチャに戻りそのままゴールを決められる。ヌメチャは古巣ですが普通にセレブレーションしてました。
75分ラインデルスに代えてシェルキをIN。
89分ベルナルドに代えてマルムシュをIN。
91分アタッキングサード、シェルキのボールキープからペナルティエリア内で待っていたフォーデンにマイナスパス。ペナルティエリア内のペナルティアーク付近にいたフォーデンはボールを受けて左側に切り返し後ろ向きに少し戻りながら体をひねり左足でシュート。これが左枠に決まる。
一昨年を思い出すようなフォーデンのシュートでした。
96分ドクに代えてストーンズをIN。
総評
3-2で勝利。前半はシティの時間でしたが、後半はリーズが2トップに簡単に預ける形にしたのがハマり、シティは苦しめられました。
試合の内容としては正直前半も良くありませんでしたが、その中で勝てたのは大きいです。チャンスがあるうちに決めきらないと苦しむのはシティの常です。
ただ、その中でもフォーデンはプレミア最優秀になったときのような輝きを見せて大活躍でした。今日出ていたスタメンでハーランド以外で唯一得点を期待できる選手なので、今日の活躍は嬉しいです。
シティは何が悪いとかは無かったですが、後半急にビルドが上手くいかなくなりました。少しベルナルドとラインデルスの影が薄くなったのが原因なのかと思います。
あとは今日はハーランドが殆どポストマンとしての役割をこなせなかったので、そういった部分でもシティは今日難しかったのかと思います。
試合後ペップはハーランドを捕まえ長い間話していました。今日はあまり良くなかったので、注意した感じですかね。
採点
| 選手名 | MOM(3名選出) | 決定機逸 | キーパス | 評価 | 内容 |
|---|---|---|---|---|---|
| ハーランド | 3 | タッチ数少なく殆どシュートを撃つことも無かった。前半はリーズが全員引いていたので難しかったが、後半はもう少しどうにかできたかと。 | |||
| ラインデルス | 2 | 4 | 決定機は作っていたが、あと一歩及ばず。途中からはあまりビルドに参加できていなかった。 | ||
| ベルナルド | 1 | 4 | 少しロストが多く、全体的に空回りしていた。今日はプレス、ビルド含めあまり効いていなかった。 | ||
| ドク | 〇 | 2 | 7 | チャンスを作っていたが、いつものようなドリブルでの突破は少なかった。それでも今日のメンバだと活躍した方。 | |
| フォーデン | 〇 | 1 | 8 | 2得点の活躍。ボール回し得点にと効いていた。フォーデンが決めるようになってくるとシティとして幅が広がると感じた試合だった。 | |
| ゴンザレス | 1 | 7 | 安定していた。リーズの厳しいプレスにも屈せず良くボールを回していたと思う。 | ||
| ヌネス | 1 | 3 | 1アシスト。失点のシーンが無ければ悪くなかったという印象。ヌネスは軽いところがあるのでそこが課題。 | ||
| ディアス | 6 | ディアスに関しては、悪いところは殆ど見受けられなかった。無難にプレーしていた。 | |||
| グヴァルディオル | 5 | 1得点。1点目の起点にもなった。守備も良かったがPKのシーンだけ対応が良くなかった。 | |||
| オライリー | 〇 | 1 | 2 | 7 | 1アシスト。攻撃に守備に役割を多くこなした。2失点目のシーンはもう少し何かできたかもしれないが、オライリーの責任ではないと思う。 |
| ドンナルンマ | 6 | あまり出番らしい出番は無かった。失点についてやれることは無かった。 | |||
| シェルキ | 1 | - | 出場時間短かったため未評価 | ||
| マルムシュ | 1 | - | 出場時間短かったため未評価 |
スタッツ
| ゴール | 被ゴール | シュート | 被シュート | ポゼッション | CK | CKからの得点 | PK取得 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3 | 2 | 17 | 5 | 63 | 8 | 1 | ー |
